令和8年9月の言葉

秋の風 ふと亡き人を 思い出す

9月になっても、まだ暑さの残る日々が続きます。それでも、ふと吹く風や、夕暮れの空、虫の声などに、少しずつ秋の気配を感じることがあります。

そんな何気ない瞬間に、ふと亡き人のことを思い出すことがあります。

「そういえば、あの人もこの季節が好きだったな」
「こんな時、よく一緒に過ごしたな」

亡き人は、今は目の前にいなくても、共に過ごした時間や交わした言葉は、私たちの心の中に残っています。

浄土真宗では、亡き人を偲ぶことを、ただ過去を振り返ることだけとは考えません。亡き人とのご縁を通して、今を生きる私自身のいのちや生き方を見つめ、仏さまの教えを聞かせていただくのです。

9月は秋のお彼岸を迎えます。亡き人を偲びながら手を合わせ、そのご縁を通して、今ここに生きている私のいのちにも目を向けてみたいものです。