住職ご挨拶

皆様とのご縁、お一人おひとりのお心と向き合うそんな寺院を目指して参りたいと思っております。

【無料相談】

大切な方を自死で亡くされた方、死にたいほど辛い思いをされている方、お話しをお聴きします。秘密厳守、要予約。

お申込みはHPのお問い合わせより。

相談無料(お気持ちとしてのお布施は有り難く頂きます。)

おてら葬のすすめ

現在の葬儀は葬儀社が主体となって運営されています。施主の都合よりも葬儀社に都合よい葬儀の進行がまかり通っていて、お通夜・葬儀の日程は火葬場の空き状況からこのように決まります、日程は何日です、通夜は18:00から1時間です、葬儀は11:00から1時間です。祭壇はこうなります、柩はこれですと押し付けられて何も分からないまま全てが進んで行きます。

本来、葬儀は宗教行事でありお寺やお坊さんが主体となってお葬式を執り行うものでした。

私は、本来の宗教者が進行する本来の葬儀を取り戻したいと考えています。

幸か不幸か横浜では火葬場の予約が取りにくく平均的には亡くなって火葬するまでに45日かかります。

そして、現在の住宅事情もあるせいか病院で亡くなった方がご自宅にお帰りになるケースは稀です。ほとんどの方は葬儀社の霊安室に火葬日まで安置され火葬日に1日葬と言う形で葬儀社の斎場で葬儀をして出棺、火葬します。

そんな葬儀で良いのでしょうか。

私は病院で亡くなった方がご自宅に帰れないのであれば「お寺」でお預かりして毎日お経をあげて、火葬日までいつでも施主を含めた親族、知人、友人が気兼ね無くお詣りできる環境を整えてその方の人生に関わった人々が悔いなくお別れが出来るようにしたいと思っています。亡くなった時点から葬儀は始まっているのです。

私の寺では亡くなれば出入りの葬儀社に依頼してご遺体を寺で安置して、火葬場までの数日は誰でも面会を可能にして棺の周りを囲んで故人を偲んで頂きたいのです。

9:0017:00の間なら予約をしていただければ故人に会いたい時はいつでも来て面会して面会者同士で故人の思い出を語らい故人とのお別れをしてもらうのです。時間を気にせずに何時間も故人と過ごして良いのです。そして、火葬日の前日にお通夜の読経をして翌日は葬儀読経の後に出棺、荼毘とします。そうすれば葬儀に来れない事情の方もお別れ出来ますし近しい遺族は毎日故人と一緒にいることができます。

これを「おてら葬」と申します。

立派な祭壇を作ることもなく、

棺をみんなでとり囲んでその中の1人が僧侶でお経をあげます。僧侶はお経をあげるだけではなく、ご遺族と向き合い深い悲しみに寄り添います。ご遺族のお気持ちをお聞きします。ここが最も「おてら葬」の大切なところです。

時間も、通夜は1時間とか葬儀は1時間などの制約も設けません。葬儀は火葬場の予約時間に間に合えば良いのです。

故人の関係者がみんな満足して故人とのお別れがきちんと出来る、それが「おてら葬」です。

掛かるお金は、葬儀社に払う約35万円(内訳は病院お寺の搬送、お寺火葬場の搬送、棺代、ドライアイス代、棺を飾るお花代、人件費)およびお寺への布施になります。お布施はお気持ちです。

お寺のご遺体安置料や式場使用料は頂きません。

通常、葬儀に掛かる費用とは大きく分けて以下の4つです。

  • 葬儀社の費用

様々な葬儀社がありますからピンキリです。平均も内容が異なるので一概には言えませんが50万円〜100万円くらいが平均的です。

  • 式場使用料(安置料含)

公営ならば数万円。民間なら15万円以上となります。

  • 布施(お寺)  

布施というものは料金ではありません。支払いではなくお寺へ奉納するものです。

僧侶の労働の対価ではありません。当寺院ではそれぞれのお宅の事情を鑑みご相談をさせていただきます。

  • 飲食や返礼品の費用

これらの費用は通常参詣者のお香典でまかなえる範囲です。

これら①から④を合計したものが葬儀の総費用です。

ちなみに2020年の「第4回お葬式に関する全国調」によると葬儀費用の平均額は1,493,624円です。

経済的な面から考えても時間と空間に余裕をもって提供できる「おてら葬」は施主さまにとってリーズナブルでヴァリューのあるものになります。

そして、現在の主流の葬儀は「家族葬」です。しかし、この方法ならば家族葬にする必要はないのです。家族とは直接かかわりの無かった故人との関係者も自由に空いた時間にお詣りに来れてお別れできます。クチコミで知人から知人に伝わります。それぞれの人々がそれぞれの都合でお詣りにくれば良いのです。そしてお香典を持参の方には後日お返しをすれば良いのです。葬儀時間が限定されないから密になることもありません。

そして、「家族葬」のデメリットはお香典が集まらない事です。従来の一般葬はそもそも「相互扶助」の観点から会葬者が故人を偲んで遺族の負担を軽減するために「お香典」をするわけですが家族葬における経済的負担は全て施主に掛かって来ます。しかし「おてら葬」ならば関係者が三々五々集まりそれぞれの思いでお別れをします。その時にお気持ちのある方はお香典をお持ちになります。そのお気持ちを費用にすれば、葬儀後にお墓やお仏壇を用意する費用もまかなえてしまう場合もあるのです。

以上を鑑みて葬儀社主体の葬儀と「おてら葬」の違いをお考えいただきたいと存じます。

人の「いのち」の尊厳が軽んぜられる時代になっています。

亡くなった方の人生、いのちを考えることは私たちが今後を生きるために必要なことなのです。

故人が居なければこの世に生を受けなかった方もいます、故人のご縁によって人生を歩ませて頂いた方もいます。

そして人間の「いのち」の尊さを本当に感じるのは愛する方を亡くしたときなのです。

もう一度「おてら葬」で本来の葬儀の在り方を考えましょう。

ちなみに当寺院では過去の宗派はこだわりません。決まった菩提寺さんがある場合は別ですが、そう言うお寺がない方はどなたでも当寺院をご利用いただけます。 

追伸:当寺院では、指定葬儀社はございません。お施主様の選んだ葬儀社と打ち合わせをして、「おてら葬」をすすめてまいります。もちろん、葬儀社のご紹介もいたします。

「おてら葬」希望の方は直接当寺院にご相談下さい。葬儀社によっては受けてもらえない場合もありますので流れをきちんとご説明させていただきます。 合掌

その他の活動

「自死・自殺に向き合う僧侶の会」

自死(自殺)対策に取り組む超宗派の会。主な活動は苦しい思いをしている人々からの手紙相談、毎月第四木曜日に自死遺族の分かち合い、毎年十二月一日に自死者追悼法要などを実施しています。

https://bouzsanga.org

「hasunoha」ハスノハ

無料のお悩み相談サイトで超宗派の僧侶により回答をしています。

https://hasunoha.jp/users/107126

「おてらおやつクラブ」

全国のお寺に寄せられるお供物を貧困母子家庭を中心としてNPO法人などの団体を通して定期的に寄付をしています。

https://otera-oyatsu.club

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