令和8年5月の言葉

曽我量深先生の言葉
「往生の“生”は、生まれるというほかに“生きる”という意味がある」は、往生の意味をやさしく教えてくださる言葉です。
一般に「往生」と聞くと、亡くなったあとに浄土へ生まれることを思い浮かべます。
けれど曽我先生は、「生」という字には“今を生きる”という意味もあると示されました。
つまり往生とは、死後のことだけではなく、阿弥陀仏のはたらきに出遇うことで、今の生き方が少しずつ変わっていくことでもあるのです。
親鸞聖人も、往生は未来のことにとどまらず、すでに今の私の生き方にあらわれるものと教えておられます。
往生とは、「亡くなってからどうなるか」だけでなく、“いまをどう生きるか”に気づかせてくれる教えといえるでしょう。
