令和8年2月の言葉

「我 悪と思う人なし」蓮如上人
人はだれでも、自分のことを悪く思いにくいものです。
たとえば――

  • つい強い言い方をしても「ちょっと疲れていただけ」
  • 約束を忘れても「今日は忙しかったから」
  • 失敗しても「自分だけのせいじゃない」と思いたくなる
    こんなふうに、心の中で“自分を守る理由”をつくってしまいます。
    それは人間として自然な心の働きですが、続けていると、
    ほんとうは「ごめんね」と言うべきときに気づけなくなります。
    謝ることは、自分の弱さを認める勇気です。
    その一歩が、人との関係をあたたかくし、自分の心も軽くしてくれます。
    この言葉は、
    「自分は正しい」という思いこみを少しゆるめて、
    自分の心に素直に向き合ってみよう
    という教えです。
    自分の弱さに気づけたとき、
    人にもやさしくなれ、仏さまの教えがそっと心に届きます。

蓮如上人(れんにょしょうにん・本願寺第8代・1415〜1499)の言葉は、今を生きる私たちにも、静かに、深く響きます。