第13回 みなさんとお坊さんのおしゃべり会

当山では、浄土真宗のみ教えにあらためて向き合うご縁として、写経の会を続けて行っています。今回は、『三誓偈(重誓偈)』『嘆佛偈(讃仏偈)』に続き、「正信偈」の写経を行いました。毎回参加してくださっている方々にとっても、新たな味わいをいただくひとときとなりました。
親鸞聖人は、『教行信証』の行巻において、浄土真宗の教えの核心を、誰にでも伝わるように讃歌としてまとめられました。そこには、阿弥陀さまがすべての人を救おうと誓われた「本願」を深く信じ、そのはたらきに身をゆだねることこそが、浄土への道であるという、確かなよろこびが込められています。
また、その教えに出遇うまでには、『仏説無量寿経』をはじめとするお経の教え、そしてインド・中国・日本において念仏の道を明らかにしてきた七人の高僧の導きがありました。親鸞聖人は、その長い伝統のつながりの中で、自らが念仏の教えにめぐり遇えたことを、深い感謝の思いをもって讃えています。
今回の写経では、一画一画に心を込めて筆を運ぶ中で、親鸞聖人や七高僧、そして私たちへと受け継がれてきた念仏のご縁を、静かにかみしめる時間となりました。これからも、写経やおつとめを通して、阿弥陀さまの本願に出遇うよろこびを、皆さまとともに味わってまいりたいと思います。