令和7年12月の言葉

藤本幸邦 様 作
この文章は、日常の小さな行いが心のあり方に深く関わっていることを示した、とてもシンプルで味わい深い教えです。はきものをそろえるという、ほんの数秒でできる動作でも、丁寧に行うことで自分の心が落ち着き、整っていきます。反対に、心が乱れていると、身の回りの物が雑に扱われたり、揃わなくなったりします。つまり「外の状態」と「内の心」はつながっているということです。
また、この教えは自分だけで完結するものではありません。誰かのはきものが乱れているのを見つけたら、相手を責めたり注意したりするのではなく、そっと揃えてあげる。そこには「善い行いは静かに、見返りを求めずに」という姿勢があります。その心配りが広がれば、周りの人の心も穏やかになり、やがては世界全体がより優しく、整った場所になっていくでしょう。小さな行為が大きな心の育ちにつながる、という大切なメッセージを伝えています。
