令和8年3月の言葉

「別れは終わりではない ご縁のかたちが変わるだけ」
春は、卒業や異動、そして春彼岸など、別れを経験することの多い季節です。
大切な人と離れるとき、私たちは「もう会えない」「終わってしまった」と感じます。
けれども本当に、すべてが終わってしまうのでしょうか。
一緒に過ごした時間、かけてもらった言葉、教えられたこと。
その人の笑顔や生き方は、今も私たちの中に生きています。
困ったときに思い出し、励まされることもあるでしょう。
姿や形は変わっても、つながりまで消えてしまうわけではありません。
会って話す関係から、心の中で支え合う関係へ。
そばにいる形から、見守ってくれていると感じる形へ。
それが「ご縁のかたちが変わる」ということです。
別れは確かに寂しいものです。
しかしその別れは、つながりがなくなることではなく、
関係のあり方が静かに移り変わる出来事なのかもしれません。
だからこそ、今ここにあるご縁を大切にしながら、
これからも歩んでいきたいものです。