令和8年1月の言葉

「一人の人生であっても決して独りではなかった」藤澤 量正 師
あけましておめでとうございます。
新しい一年を迎えるにあたり、皆さまにお伝えしたいことがあります。
人は、ときどき「ひとりになりたい」と思うことがあります。
静かに考えたいときや、自分の気持ちを整理したいときは、誰にでもあるものです。
しかしその一方で、「ひとりぼっちにはなりたくない」という気持ちも、同じように心の中にあります。
人間には、少し矛盾した思いが同時に存在するのです。
お釈迦さまは、
「人は、生まれるときも死ぬときも、自分ひとりで向き合わなければならない」
とお示しになりました。
これは、自分の苦しみや悩みには、自分で向き合わなければならない部分があるということです。
誰かが代わってくれるわけではありません。
けれども、だからといって私たちは「独りぼっち」ではありません。
たとえ自分にしかわからない苦しみがあったとしても、
あなたを思い、支えようとしてくれる人が、必ずそばにいます。
その存在があるだけで、人は決して独りではないのです。
どうか今年一年、
「ひとりでがんばる部分」と「誰かに支えられている部分」の両方を大切にしていただきたい
と願っております。
自分の気持ちに正直になりながら、
まわりの人の優しさにも気づける一年になりますように。
そして、どんなときも「自分は独りではない」と思える心を育んでいただければ幸いです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
